教室に入ると、静かに扉が閉まりました。


開けてみようとしましたが、開きません。


あなたは、先生と2人きりで閉じ込められていました。

2人の間には、透明な壁がありました。

あなたは扉のある側にいますが、鍵がかかっていて出られません。

先生は扉のない側にいます。

そして、先生の足元には――鍵が落ちていました。

それは、こちら側の扉を開ける鍵のようです。

けれど、透明な壁が、それを渡すことを許しません。

声も、届きません。

やがてあなたは、机の上に置かれた装置に気づきます。

ディスプレイ。 ビンゴカード。 ガラポン。

その横には、最初から――4つの球が置かれていました。

そのとき、ディスプレイに表示が現れていることに気づきます。
そこには、こう書かれていました。

ケーススタディでの応答に納得できたら、2回まわせ。
後悔しているなら、球を3つ戻せ。

ただし、
球が0個以下、または7個以上になったら、
ガラポンは回らなくなる。

頭の中で整理していると――


画面には、すでにケーススタディが表示されていました。

ーーー

あなたはいくつかの応答をして、そのケースは終わりました。

ーーー

結果には納得できていたので、ガラポンを2回まわします。

出た数字は、カードにはありませんでした。

ただ、手元の球は2つ増えました。
全部で6つになったのです。

次のケースが表示されたとき――
あなたは気づきました。

次も「納得できる応答」をしたら、
手持ちの球が7個以上になってしまう。

その瞬間、ガラポンはもう動かなくなる。

あえて後悔するような応答をしなければ、
脱出できないのかもしれない。

しかし、それが取り返しのつく後悔で済むのかは分からない。

納得できる応答はできない。
後悔する応答も、怖くてできない。

それでもあなたは、
後悔する方を選ぼうとしました。

表示されたケース。

水没しそうな町。
小さなボートが1つ。

元気な我が子を残し、
病気の妻を先に避難させるか。

それとも――

あなたは、手を止めます。

その二者択一は、あまりにも重く、
簡単に決めてよいものとは思えませんでした。

透明な壁に右手を押し付けるようにして、
先生は何かを訴えています。

声は聞こえません。

それでも――

「本当に、それでいいのか」


納得できない。
後悔もしたくない。

そのとき、ふと、言葉がこぼれます。

町が沈んでしまうまでに、あと何分あるのだろう、
ボートは、往復にどれくらいかかるのだろうか。

このつぶやきは、どちらの応答でもありませんでした。

その瞬間――

球が1つ、消えました。

後悔していないのに、球が減ったのです。

それは、止まりかけていた時間が、
動き出した瞬間でした。

球は、減らすことができる。
まだ、方法はある。

何度回しても、
なかなかビンゴにはなりません。

それでもあなたは、選び続けます。

納得するか。
後悔するか。
それとも――別の応答を選ぶのか。

やがて、気づき始めます。

ここで試されているのは、

正しさではない。
速さでもない。

反応が起きたあと、
それをそのまま返すのか。

それとも、
応答する前に立ち止まり、
自分にも、相手にも、
別の選択肢が残っていることに気づけるのか。

その違いなのだと。

準備ができたら、
この脱出ビンゴゲームに参加してください。

SRZ個別指導教室

ここで何が起きるのか

ここは、
あなたの反応と応答の癖が見える場所です。

その癖は、
自分の選択肢を狭めることもあれば、
気づかないうちに、相手の選択肢を狭めることもあります。

これまであなたは、

早く答える
正しく答える
迷わず答える

ことを求められてきませんでしたか。

その結果、気づかないまま、

同じ場面で
同じ反応が起き
そのまま同じ応答を返し
同じ結果を繰り返す

ことはありませんでしたか。

SRZとは

Selective Response Zone

反応は、起きるものです。
応答は、選べるものです。

SRZは、
反応を消す場所ではありません。

反応と応答のあいだに立ち止まり、
6つの選択肢に気づくための場所です。

選択肢を増やす

ここでは、正解は扱いません。
扱うのは、反応と応答のあいだに置く選択です。

AIによる、応答ごとに状況が変わるケーススタディを使いながら、

確認する
質問する
交渉する
相談する
保留する
撤回する

の6つの選択肢を、実際に使います。

それは、
自分を守るためだけではありません。
相手に選択を急がせたり、
相手の選択肢を狭めたりしないための練習です。

その中で、

反応が起きたあと、すぐに応答していること
選択肢を見る前に、返していること
いつも同じ応答になっていること
相手の選択を、待てなくなっていること

に気づいていきます。

安全だけど、癖は見える

ここでは、
評価はしません。
正解も出しません。

しかし、
自分の反応と応答の癖は、
自然と見えてきます。

それは、
責めるためではありません。

なぜそれが必要か

状況は、常に変化しています。
正しい答えも、1つではありません。

それでも、
起きた反応をそのまま返し続けることは、
自分で選択肢を減らしているのと同じです。

そして時には、
相手が選択する余地まで狭めてしまうことがあります。

これでは、変化に対応できているとは言えません。

SRZは、
反応と応答のあいだに、
選択肢を取り戻すための場所です。

体験の流れ

少しお話をしましょう。
どんなケーススタディがあるか、見てみますか。

気になったケースがあれば、おっしゃってください。
私が代わりにAIへ話しかけます。

些細なことでも構いません。
やめても構いません。

その判断も、1つの選択です。

ここでは、答えることだけでなく、
答えないこと、聞き返すこと、少し待つことも、
応答として扱います。

実際にやってみると、

反応が起きたあと、すぐ応答していること
同じ応答を繰り返していること
自分で可能性を狭めていること

に気づくでしょう。

それが、出発点になります。

体験について

体験は60分無料です。

この場所は、対面だけでなく、オンラインでも開かれます。
画面越しでも、同じように体験が進みます。

ミニ体験:すぐに答えない練習

いきなりケーススタディには、抵抗がありませんか。

ミニ体験では、算数や英語の問題も使いながら、
すぐに答えるのではなく、
確認する、質問する、相談する、といった練習ができます。

「早く、正しく答えなければならない」
そんな習慣に気づくきっかけにもなるはずです。

利用方法

1回ごとの利用が可能です。
継続しても、1回で終えても構いません。

ここは、
通い続ける場所ではなく、
必要なときに使う場所です。

最後に

ここで起きることは、
「何を答えるか」だけではありません。

自分の中に起きた反応を、
そのまま返しているのか。

それとも、
反応と応答のあいだに立ち止まり、
選択肢を見ているのか。

そこに気づくことです。

そして、
いつもなら見えていなかった選択肢を、
応答として選んでみてください。

その選択肢は、
自分を守るためだけでなく、
相手が選べる余地を残すためにもあります。

SRZは、
AIや情報が答えを早める時代の中で、

すぐに答えを出す前に、
6つの選択肢へ目を向け、

自分と相手の選べる余地を残しながら、
自他の尊厳を守る練習を重ねる、
大人のための私塾です。

この教室について

エス・アール・ゼット こべつしどうきょうしつ

1コマ:90分

営業時間:朝9時~夜9時、1日最大8コマ

休日:毎週月曜、盆・正月

料金:ミニ体験:30分無料
   体験:60分無料
   通常:90分5000円

場所:浜田市熱田町石原団地・戸建ての一室、または、オンライン

設備:パソコンディスプレイ、ガラポン、ビンゴカード、床に落ちている鍵

先生:公立小・高校講師3年、自衛官8年、学習塾経営12年